- 2026年5月8日
血糖値が高いと言われたけど症状がない|品川駅の内科クリニックへ

実は、この「症状がないから大丈夫」という判断が、糖尿病をめぐる最大の落とし穴です。糖尿病は自覚症状がほとんどないまま進行し、気づいたときには深刻な合併症が始まっているケースがあります。
一方で、「糖尿病予備群」の段階で適切に対処すれば、生活習慣の改善だけで血糖値が正常化できるケースも多くあります。品川で働く・暮らすビジネスパーソンの方に、今日知っておいてほしいことをお伝えします。
「少し高いだけ」が一番危ない——糖尿病予備群という段階
健診結果に「境界型」「要観察」「血糖値が高め」と書かれていても、自覚症状がないため放置してしまう方が少なくありません。
しかしこの「予備群」の段階こそ、最も対処しやすいタイミングです。日本糖尿病学会によれば、糖尿病予備群のうち適切な生活習慣改善に取り組んだ場合、糖尿病への進行リスクを大幅に低減できることが示されています。逆に放置すると、年率5〜10%の割合で糖尿病へ移行するとされています。
「まだ糖尿病ではないから大丈夫」ではなく、「予備群のうちに動く」ことが重要です。
そもそも血糖値・HbA1cとは何か
健診結果に登場する「血糖値」と「HbA1c」は、それぞれ異なる情報を示しています。
| 指標 | 何を示すか | 特徴 |
|---|---|---|
| 空腹時血糖値 | 採血時点の血糖の高さ | その日の食事・体調に影響される |
| HbA1c | 過去1〜2ヶ月の血糖の平均値 | 直近の食事に左右されず、慢性的な高血糖を反映する |
日本糖尿病学会『糖尿病診療ガイドライン2024』に基づく診断基準は以下の通りです。
| 分類 | 空腹時血糖値 | HbA1c |
|---|---|---|
| 正常型 | 110mg/dL未満 | 5.5%未満 |
| 境界型(予備群) | 110〜125mg/dL | 5.6〜6.4% |
| 糖尿病型 | 126mg/dL以上 | 6.5%以上 |
HbA1cが6.0%台でも「正常ではない」という認識を持つことが重要です。
糖尿病を放置するとどうなるのか
高血糖の状態が続くと、全身の血管・神経が少しずつ傷んでいきます。その結果として起こりうるのが、糖尿病の三大合併症です。
| 合併症 | 主な症状・影響 |
|---|---|
| 糖尿病網膜症 | 視力低下・最悪の場合失明。成人の失明原因の第2位 |
| 糖尿病腎症 | 腎機能低下・人工透析が必要になるケースも。透析導入原因の第1位 |
| 糖尿病神経障害 | 手足のしびれ・痛み・感覚低下。足壊疽につながることも |
さらに、高血糖は動脈硬化を促進するため、心筋梗塞・脳卒中のリスクも高まります。国立循環器病研究センターによれば、糖尿病患者の心血管疾患リスクは非糖尿病者と比べて2〜4倍高いとされています。
特に品川で働くビジネスパーソンには注意が必要です。外食による糖質・カロリー過多、運動不足、慢性的な睡眠不足、ストレス——これらはいずれも血糖値を悪化させる要因として知られています。
健診の数値、どこから「要受診」なのか
目安として、HbA1c 6.0%以上または空腹時血糖110mg/dL以上であれば内科への相談を検討、HbA1c 6.5%以上または空腹時血糖126mg/dL以上であれば受診を推奨というのが実臨床での一般的な考え方です。
「1回だけ高かった」場合も注意が必要です。食事内容・体調・ストレスによって一時的に上昇することもありますが、繰り返し高値が続く場合は見逃せません。HbA1cは過去1〜2ヶ月の平均値を反映するため、継続的な高血糖のサインとして重要です。
⚠ こんな場合は内科へ
・HbA1cが6.0%以上と言われた
・空腹時血糖が110mg/dL以上と言われた
・健診で「境界型」「要観察」「要精密検査」と指摘された
・口の渇き・頻尿・体重減少が気になる
・家族に糖尿病の既往がある
内科を受診するとどんなことをするのか
「受診したら即、薬を出されるのでは」という不安を持つ方もいますが、実際の流れはもう少し丁寧です。
- 問診:生活習慣(食事・運動・飲酒・睡眠)・家族歴・現在の症状を確認します
- 血液検査:空腹時血糖・HbA1c・インスリン分泌能・脂質・肝機能・腎機能などを確認。高血圧・脂質異常症との併存も合わせて評価します
- 生活習慣指導:食事療法(糖質・カロリーのコントロール)・運動療法(1日8,000歩の目安など)・体重管理の具体的な目標を設定します
- 治療方針の決定:予備群の段階では生活習慣の改善が中心です。薬物療法は、改善が不十分な場合や数値が高い場合に検討します。「薬を飲み始めたら一生飲み続けるの?」という心配もよく聞かれますが、生活習慣の改善で血糖値が正常化すれば、医師と相談のうえで減薬・休薬を検討できるケースもあります
品川駅30秒のかかりつけ内科で、予備群のうちに動く
東京品川フロントクリニックでは、健診後のフォローから継続的な血糖管理まで一貫して対応しています。高血圧・脂質異常症など他の生活習慣病を併存している場合も、まとめて管理できるため、複数のクリニックを受診する手間がありません。
「健診で引っかかったけれど、どこに行けばいいかわからない」「薬を飲むべきかどうか相談したい」——そんな方は、まずお気軽にご相談ください。品川駅港南口から徒歩30秒、予約制で待ち時間を最小限に抑えています。

よくある質問
血糖値が高いのは内科で診てもらえますか?
はい、内科で対応できます。血糖値・HbA1cの評価から生活習慣指導・薬物療法の判断まで、内科で一貫して対応できます。健診結果をお持ちいただければ、その場で詳しくご説明できます。
品川駅近くで血糖値・糖尿病を診てくれる内科はどこですか?
東京品川フロントクリニックは品川駅港南口から徒歩30秒にあり、血糖値管理・糖尿病予備群のフォロー・糖尿病治療に対応しています。高血圧・脂質異常症との併存管理も可能です。WEB予約またはLINEでご予約ください。
HbA1cが6.0%以上だったら受診すべきですか?
受診をお勧めします。HbA1c 6.0%以上は糖尿病予備群の範囲であり、放置すると糖尿病へ進行するリスクがあります。予備群の段階であれば、生活習慣の改善だけで正常化できるケースも多くあります。早めの受診が重要です。
糖尿病予備群は薬を飲まなくても改善できますか?
予備群の段階であれば、食事療法・運動療法・体重管理といった生活習慣の改善だけで血糖値が正常化するケースは多くあります。薬物療法はあくまで選択肢のひとつです。まず受診して現状を把握し、医師と一緒に方針を考えることをお勧めします。
血糖値が高いと言われたが症状がない場合はどうすればいいですか?
症状がなくても受診をお勧めします。糖尿病は自覚症状がほとんどないまま進行し、合併症(網膜症・腎症・神経障害)が起きてから気づくケースがあります。症状がない予備群の段階こそ、最も対処しやすいタイミングです。
執筆者情報
大谷 真理子(おおたに まりこ)
医療法人社団南州会 東京品川フロントクリニック院長 / 医学博士
【保有資格】
医学博士
日本内科学会認定内科医
日本呼吸器学会 呼吸器専門医
日本呼吸器内視鏡学会 気管支鏡専門医
井上 哲兵(いのうえ てっぺい)医師
医療法人社団南州会 フロントクリニックグループ 理事長 / 医学博士
2019年4月に医療法人社団南州会 理事長に就任。
同年8月に三浦メディカルクリニックを開院し、以降も以下のクリニックを展開。
医療法人社団南州会 フロントクリニックグループ(1980年創業)
横浜フロントクリニック(2024年5月開院)
東京品川フロントクリニック(2026年1月開院)
自由が丘フロントクリニック(2026年10月開院予定)
新宿区分院(2027年12月開院予定)
三浦メディカルクリニック
【保有資格・所属学会】
緩和ケア研修会修了医
医学博士
日本内科学会認定内科医
日本呼吸器学会 呼吸器専門医
日本呼吸器内視鏡学会 気管支鏡専門医
日本医師会認定産業医
厚生労働省認定 臨床研修指導医
参考資料
- 日本糖尿病学会『糖尿病診療ガイドライン2024』
- 国立循環器病研究センター「糖尿病と循環器疾患」
- 厚生労働省「令和元年 国民健康・栄養調査報告」
- 日本糖尿病学会「糖尿病の分類と診断基準に関する委員会報告」