- 2026年6月13日
「まず大きい病院に行くべき?」胸部レントゲン異常でまず専門クリニックを受診するメリット

会社の健康診断や人間ドックで、胸部レントゲンの結果に
「異常陰影」
「肺結節疑い」
「要精密検査」
「胸部CTをおすすめします」
と書かれていると、不安になりますよね。
「肺がんだったらどうしよう」
「すぐ大きい病院に行った方がいいのでは?」
このように感じる方は少なくありません。
結論から言うと、胸部レントゲン異常を指摘された場合、まず呼吸器内科クリニックで詳しく確認することには大きなメリットがあります。
もちろん、すべてのケースでクリニックだけで完結するわけではありません。必要時には、適切なタイミングで適切な病院へ紹介します。
この記事では、胸部レントゲン異常を指摘されたときに、まずクリニックを受診するメリットについてわかりやすく解説します。
胸部レントゲン異常=すぐ重い病気、ではありません
健康診断で指摘される胸部レントゲン異常には、さまざまな原因があります。
たとえば、
- 過去の肺炎や炎症のあと
- 肋骨や血管の影が重なって見えたもの
- 良性の結節
- 肺炎や気管支炎
- 肺気腫
- 非結核性抗酸菌症
- 間質性肺炎
- 肺がんなどの腫瘍性病変
などです。
つまり、胸部レントゲン異常と書かれていても、必ずしも肺がんや重い病気を意味するわけではありません。
一方で、レントゲンだけでは判断が難しい病変もあるため、「様子を見ていいものなのか」「追加検査が必要なのか」を適切に見極めることが大切です。

大きい病院を受診する前に、まず整理できることがあります!
大きい病院は、専門的な検査や治療が必要な患者さんにとって非常に重要な医療機関です。手術、入院治療、気管支鏡検査、がん治療などが必要な場合には、大きい病院での診療が必要になります。
ただし、健康診断で胸部レントゲン異常を指摘された段階では、まだ
「本当に異常があるのか」
「CT検査が必要なのか」
「緊急性があるのか」
「大きい病院に紹介すべき状態なのか」
がはっきりしていないことも多くあります。
この段階で呼吸器内科クリニックを受診すると、まず現在の状況を整理できます。
たとえば、健診結果の内容、過去の画像との比較、症状の有無、喫煙歴、既往歴などを確認したうえで、必要に応じて胸部CTなどの精密検査を行います。
クリニック受診のメリット①:受診までのハードルが低い
200床以上の大きい病院を受診する場合は、原則紹介状が必要になります。紹介状なしで受診できる場合でも、選定療養費(完全自費で支払う費用。5000円から10000円が相場)がかかったり、予約まで時間がかかったりすることがあります。
一方、クリニックでは早く受診しやすく、仕事の合間や健診結果を受け取った直後に相談しやすいというメリットがあります。
特に品川駅周辺で働いている方の場合、健診結果を受け取ってから
「仕事の合間に相談したい」
「仕事帰りに受診したい」
「まず必要な検査だけ受けたい」
というニーズも多いと思います。
クリニック受診のメリット②:必要な検査をスムーズに行える
胸部レントゲンで異常を指摘された場合、追加検査として胸部CTが必要になることがほとんどです。
レントゲンは胸全体の状態を大まかに把握する検査として有用ですが、影が重なって見えることもあり、初期の肺癌などの小さな病変の有無を正確に判断することはできません。
胸部CTでは、肺を詳しく確認できるため、レントゲンで見えた影が本当に肺の病変なのか、炎症のあとか、結節なのかをより詳しく評価できます。
東京品川フロントクリニックでは、胸部レントゲンに加えて院内CT検査にも対応しています。そのため、必要と判断した場合には、原則同日中に精密検査まで進めることができます。
「大きい病院に行くほどなのかわからない」
「でもCTは一度確認しておきたい」
という方にとって、クリニックで相談から検査・診断まで行えることは大きなメリットです。
クリニック受診のメリット③:呼吸器専門医が画像と症状をあわせて判断できる
胸部レントゲンやCTは、画像だけを見ればすべて判断できるわけではありません。
たとえば同じような影でも、症状や既往歴、喫煙歴などによって、考える病気や対応は変わります。
呼吸器内科では、画像所見だけでなく、症状や背景を合わせて総合的に判断します。
「これは急いで大きい病院に紹介した方がよい」
「過去画像と比較して変化がなければ経過観察でよい」
といった方針を立てやすくなります。
クリニック受診のメリット④:適切な病院へ紹介できる
「クリニックに行くと、大きい病院への受診が遅れるのでは?」
と心配される方もいるかもしれません。
しかし、クリニックの役割は、必要な患者さんを見逃さず、適切なタイミングで適切な病院へつなぐことです。緊急性が高い場合は、受診日当日に大きな病院をご紹介することもあります。
むしろ、クリニックで事前にCTなどの検査を行い、疑わしい病気など情報を整理してから、治療・診断に適切と思われる病院へ紹介することができます。
がんが疑わしければ、がんの専門病院
結核が疑わしければ、結核の専門病院
他の既往をお持ちの患者さんは、総合的に診てくれる病院
疾患に限らず、ご自宅・職場近くが良い場合なども、立地を調べた上で紹介先の病院を提案することを心がけています。
まとめ:大きい病院に行く前の「最初の相談先」として
胸部レントゲン異常を指摘されたとき、いきなり大きい病院に行くべきか迷う方は多いと思います。
もちろん、大きい病院での診療が必要なケースもあります。
しかし、まず呼吸器内科クリニックを受診することで、現在の状態を整理し、必要な検査を行い、緊急性や紹介の必要性を判断することができます。
東京品川フロントクリニックでは、80列CTを完備しており、スムーズなCT検査案内が可能です。胸部レントゲン異常を指摘された方に対して、呼吸器専門医が診察を行い、胸部CT検査を含め評価します。さらに、必要な場合には適切な病院へ紹介します。
「健診で胸の影を指摘された」
「要精密検査と書かれていて不安」
「大きい病院に行く前に、まず相談したい」
そのような方は、まず一度ご相談ください。
不安をそのまま抱え込まず、早めに確認することが、安心への第一歩です。
※本記事の画像は当法人理事長自身のレントゲン・CT画像になります。
執筆者情報
佐藤 賢弥(さとう けんや)
医療法人社団南州会 東京品川フロントクリニック 呼吸器内科医師
【保有資格】
日本内科学会認定内科医
日本呼吸器学会 呼吸器専門医
日本呼吸器内視鏡学会 気管支鏡専門医
大谷 真理子(おおたに まりこ)
医療法人社団南州会 東京品川フロントクリニック院長 / 医学博士
【保有資格】
医学博士
日本内科学会認定内科医
日本呼吸器学会 呼吸器専門医
日本呼吸器内視鏡学会 気管支鏡専門医
井上 哲兵(いのうえ てっぺい)医師
医療法人社団南州会 フロントクリニックグループ 理事長 / 医学博士
2019年4月に医療法人社団南州会 理事長に就任。
同年8月に三浦メディカルクリニックを開院し、以降も以下のクリニックを展開。
医療法人社団南州会 フロントクリニックグループ(1980年創業)
横浜フロントクリニック(2024年5月開院)
東京品川フロントクリニック(2026年1月開院)
自由が丘フロントクリニック(2026年10月開院予定)
新宿区分院(2027年12月開院予定)
三浦メディカルクリニック
【保有資格・所属学会】
医学博士
日本内科学会認定内科医
日本呼吸器学会 呼吸器専門医
日本呼吸器内視鏡学会 気管支鏡専門医