• 2026年3月11日
  • 2026年3月14日

品川駅徒歩30秒の内科クリニックの医師が教える、食後の「耐えがたい眠気」の正体。血糖値スパイクと睡眠時無呼吸症の悪い相乗効果とは。

「ランチの後の会議、どうしても意識が遠のく……」 「品川駅周辺で、この眠気の原因を調べてくれる内科はないだろうか?」

そんな悩みを抱えながら、毎日を「気合」で乗り切っているビジネスパーソンは少なくありません。しかし、その眠気の裏には、あなたの「血管」や「睡眠」を守るための重要なサインが隠れていることがあります。

今回は、一般内科・呼吸器内科の視点から、眠気を引き起こす代表的な2つの原因について詳しく解説します。読み終える頃には、あなたの体の「違和感」の正体が見えてくるはずです。


1. 脳が一時的なガス欠に?「血糖値スパイク」のメカニズム

「食後の眠気=血糖値が高いせい」と思われがちですが、実は眠気の直接的な原因は、その後の「急降下」にあります。

なぜ眠気が襲うのか

通常、食事をすると血糖値は緩やかに上がり、脳のエネルギー源となります。しかし、糖質の摂りすぎや体質的な要因(肥満・運動不足・睡眠不足・ストレス過多など)で血糖値が急激に跳ね上がると、体は慌てて膵臓から「インスリン」というホルモンを大量に放出します。

すると、今度は血糖値が急激に下がりすぎてしまい、脳が一時的な「ブドウ糖不足(ガス欠)」の状態に。これが、意識を失うような強い眠気や、頭がぼーっとする原因なのです。

そしてただ、ぼーっとするだけなら百歩譲ってまだいいのですが、その血糖値スパイクは全身の血管に悪影響を及ぼす怖いものなのです。

血管へのダメージという隠れたリスク

この乱高下(スパイク)は、例えるなら「血管の壁をトゲでチクチクと攻撃している」ようなもの。放置すると血管が傷つき、将来的な動脈硬化や脳塞栓、心筋梗塞、認知症のリスクを高めてしまという怖いものなのです。「ただの眠気」は、脳や血管からの悲鳴かもしれません。

生活習慣から血糖スパイクを予防するには以下の点に気をつけてください!

・炭水化物中心の場合はタンパク質を意識した食事に切り替える。(丼ものや麺類は避ける)

・野菜から食べる、いわゆるベジファーストを実践する。

・ジュースや炭酸飲料は控える。

・食後の軽い運動を行う。

・体重のコントロールを行う。

などなど。


2. 呼吸器の視点:眠気の「借金」が食後に爆発する

もう一つ、品川駅周辺で働く皆様に多い原因が、当院の超専門領域である「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」です。

睡眠の「質」が壊れているサイン

夜間、寝ている間に呼吸が止まったり浅くなったりすると、脳は酸素不足を感じて何度も覚醒します。本人に自覚はなくても、脳が一晩中「全力疾走」しているような状態。これにより、日中は常に「睡眠不足の借金」を抱えていることになります。そんな状態では、日中の仕事に支障が出ても仕方ないのです。

なぜ「食後」にひどくなるのか

午前中は交感神経が張っているため何とか活動できますが、昼食後は消化のために副交感神経が優位になり、体がリラックスモードに入ります。そして、血糖値スパイクとの悪い意味での相乗効果が脳を襲い、その瞬間に溜まっていた「睡眠の借金」が一気に押し寄せ、抗えないほどの眠気となって現れるのです。

「いびき」は重要なアラートです 家族からいびきを指摘される、朝起きた時に口が渇いている、といった症状は、喉の空気の通り道が狭くなっている証拠です。同室の人の眠りが妨げられるくらいのいびきは睡眠時無呼吸の検査が必要な場合がほとんどです。

3. あなたの眠気の「正体」を突き止めるために

原因が「血糖」にあるのか「呼吸」にあるのか、あるいはその両方なのか。それを切り分けるのが、私たち内科医の役割です。

当院では、品川駅近くという立地を活かし、お忙しい方がスムーズに検査を受けられる体制を整えています。

  • 血糖の見える化: 投薬治療が必要な状態なのかまずは採血を行います。採血後すぐに院内で検査を行える体制を整えており、A1cという、血糖の重要な指標は15分程度で結果がすぐに確認できます。投薬治療が不要な場合は、生活習慣の改善のためのアドバイスを行います。血糖スパイクのみに原因がある場合は生活習慣を変えるだけでかなりの改善が見込めます。
  • 睡眠の見える化: 自宅で寝る時に装着するだけの簡易睡眠モニター検査を行います。精密検査も自宅で行うことができ、入院の必要はありません。

まとめ:その眠気、もっと楽になるかもしれません

「眠くなるのは、自分の気合が足りないからだ」 そんなふうに自分を責める必要はありません。眠気は、あなたの体が懸命に「今の生活スタイルを見直してほしい」と伝えているメッセージです。

原因がわかれば、食事の工夫や睡眠時無呼吸の適切な治療によって、午後のパフォーマンスは見違えるほど改善します。

東京品川フロントクリニックは、品川駅すぐの場所(港南口より右手徒歩30秒進んだイーストワンビル3F(デッキ直結))で、皆様の「午後の質」を取り戻すお手伝いをいたします。まずは一般内科の窓口として、気軽にお悩みをお聞かせください。

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執筆者


大谷 真理子(おおたに まりこ)

医療法人社団南州会 東京品川フロントクリニック院長 / 医学博士
【保有資格】
医学博士
日本内科学会認定内科医
日本呼吸器学会 呼吸器専門医
日本呼吸器内視鏡学会 気管支鏡専門医


井上 哲兵(いのうえ てっぺい)医師

医療法人社団南州会 フロントクリニックグループ 理事長 / 医学博士
2019年4月に医療法人社団南州会 理事長に就任。

同年8月に三浦メディカルクリニックを開院し、以降も以下のクリニックを展開。

医療法人社団南州会 フロントクリニックグループ(1980年創業)

横浜フロントクリニック(2024年5月開院)

東京品川フロントクリニック(2026年1月開院)

目黒区分院(2026年10月開院予定)

新宿区分院(2027年12月開院予定)

三浦メディカルクリニック(2019年8月開院)

【保有資格・所属学会】
緩和ケア研修会修了医
医学博士
日本内科学会認定内科医
日本呼吸器学会 呼吸器専門医
日本呼吸器内視鏡学会 気管支鏡専門医
日本医師会認定産業医
厚生労働省認定 臨床研修指導医

東京品川フロントクリニック 03-6456-5040 ホームページ