• 2026年8月24日

脂質異常症(高コレステロール)を放置するリスク|品川の内科で始める管理

脂質異常症での血液検査

「健診でコレステロールが高いと言われたけど、自覚症状がないから大丈夫だろう」——こう思って放置してしまう方は少なくありません。

しかし、脂質異常症(高コレステロール・高中性脂肪)は「沈黙の疾患」とも呼ばれ、症状がないまま血管の内側でダメージが蓄積し続けます。心筋梗塞や脳卒中が突然起きる方の多くが、その前に脂質異常症を指摘されていたというデータがあります。

この記事では、脂質異常症を放置するとどうなるのか、どんな値から治療が必要なのかを解説します。

血液中の脂質(コレステロール・中性脂肪)の値が基準値から外れた状態を脂質異常症と言います。主に以下の3つのパターンがあります。

LDLコレステロール(悪玉)が高い

LDLコレステロールは血管壁に沈着し、動脈硬化を引き起こす主要な原因です。140mg/dL以上で脂質異常症と診断されます。心疾患リスクが高い方(糖尿病・高血圧の合併など)では、より低い目標値が設定されます。

HDLコレステロール(善玉)が低い

HDLコレステロールは余分なコレステロールを回収する働きがあります。40mg/dL未満で低HDLコレステロール血症と診断されます。値が低いほど動脈硬化リスクが高まります。

中性脂肪(トリグリセリド)が高い

空腹時で150mg/dL以上が脂質異常症の基準です。アルコール・糖質の過剰摂取が原因になりやすく、膵炎のリスクにもなります。

LDLコレステロールが高い状態が続くと、血管の内側にLDLが沈着し始め、炎症反応を経てプラーク(コブ状の塊)が形成されます。プラークが破れると、血栓が生じて血管を突然詰まらせます。これが心筋梗塞・脳卒中です。

問題は、STAGE 1〜3の段階では自覚症状がほとんどないという点です。「何も感じないから大丈夫」というのが、最も危険な誤解です

動脈硬化の進行プロセス(STAGE1〜4のフロー図)

脂質異常症は単独ではなく、高血圧・糖尿病・肥満と組み合わさることでリスクが掛け算的に高まります。

生活習慣病が重なるとリスクが掛け算的に増加する(棒グラフ風)

なぜ「掛け算」なのか それぞれの疾患が独立して 血管にダメージを与えるため リスクは単純な足し算では なく掛け算的に増加します。 品川で働く方の多くが 複数の因子を持ちながら 放置しているケースが 少なくありません。

脂質異常症に高血圧・糖尿病・喫煙が重なると、心血管リスクは掛け算的に増加します。複数の生活習慣病を併せ持つ方は、それぞれを個別に管理するのではなく、まとめて診てもらえる内科クリニックで一体的に管理することが重要です。

LDLコレステロール

140mg/dL以上で脂質異常症と診断されます。ただし、高血圧・糖尿病・喫煙などの他のリスク因子がある場合は、120mg/dL未満・100mg/dL未満など、より低い目標値が設定されます。過去に心筋梗塞や脳梗塞を起こしたことがある方はLDL 50から70mg/dL未満が目標になることもあります。

HDLコレステロール

40mg/dL未満が脂質異常症の基準です。HDLは値が低いほどリスクが高く、運動・禁煙・適正体重の維持が有効です。

中性脂肪

空腹時150mg/dL以上が脂質異常症の基準です。食後の採血では正確に評価できないため、健診は空腹で受けることが重要です。

軽度〜中等度の脂質異常症であれば、生活習慣の改善だけでLDLを10〜20%程度下げることが期待できます。具体的には以下が有効です。

  • 食事:飽和脂肪酸(肉の脂・バター・ラード)を減らし、魚・大豆・野菜を増やす
  • 運動:週150分以上の有酸素運動(ウォーキング・水泳など)でHDLが上がりやすくなる
  • 禁煙:喫煙はHDLを低下させ、LDLの酸化を促進する。禁煙はHDL改善に直結する
  • 飲酒量の適正化:過剰飲酒は中性脂肪を上昇させる

ただし、生活習慣の改善だけでは目標値に届かない場合・家族性高コレステロール血症の場合は、スタチンなどの薬物療法が必要になります。「しばらく生活習慣を改善してみてから」と先送りするより、医師と相談しながら両輪で進めることが近道です。

  • 血液検査(脂質・血糖・腎機能など):当日結果を確認しながら治療方針を相談
  • 生活習慣病の一体管理:高血圧・糖尿病・脂質異常症をまとめて管理。品川勤務のビジネスパーソンに対応した診療時間
  • スタチン・フィブラート系などの処方・調整:目標値に合わせた薬物療法
  • CT検査:動脈硬化の評価や他疾患の除外に対応

こんな方はご相談ください
・健診でLDLコレステロール140mg/dL以上と言われた
・高血圧や糖尿病も合併している
・生活習慣を改善してみたが数値が下がらない
・親族に心筋梗塞・脳卒中を起こした方がいる
・しばらく健診を受けていない

大谷 真理子(おおたに まりこ)

医療法人社団南州会 東京品川フロントクリニック院長 / 医学博士
【保有資格】
医学博士
日本内科学会認定内科医
日本呼吸器学会 呼吸器専門医
日本呼吸器内視鏡学会 気管支鏡専門医


井上 哲兵(いのうえ てっぺい)医師

医療法人社団南州会 フロントクリニックグループ 理事長 / 医学博士
2019年4月に医療法人社団南州会 理事長に就任。
同年8月に三浦メディカルクリニックを開院し、以降も以下のクリニックを展開。
医療法人社団南州会 フロントクリニックグループ(1980年創業)
横浜フロントクリニック(2024年5月開院)
東京品川フロントクリニック(2026年1月開院)
自由が丘フロントクリニック(2026年10月開院予定)
新宿区分院(2027年12月開院予定)
三浦メディカルクリニック

【保有資格】
医学博士
日本内科学会認定内科医
日本呼吸器学会 呼吸器専門医

コレステロールが高くても症状がないのに治療が必要ですか?

必要なケースがあります。脂質異常症は症状がないまま動脈硬化を進行させ、突然の心筋梗塞・脳卒中につながる可能性があります。他のリスク因子(高血圧・糖尿病・喫煙・家族歴)がある場合は特に早めの管理が重要です。

生活習慣を改善すれば薬は飲まなくてもいいですか?

軽度の場合は生活習慣の改善だけで目標値に到達できることがあります。ただし、LDLが高い・他のリスク因子がある・家族性高コレステロール血症の場合は薬物療法が必要なケースがあります。まず受診して現状を評価してもらうことをお勧めします。

高血圧と糖尿病もあります。まとめて診てもらえますか?

はい、東京品川フロントクリニックでは高血圧・糖尿病・脂質異常症の一体管理に対応しています。複数の生活習慣病をひとつのクリニックでまとめて管理することで、治療の一貫性と通院の効率が上がります。

品川でコレステロールの管理ができる内科はありますか?

東京品川フロントクリニックは品川駅港南口から徒歩30秒にあり、脂質異常症・高血圧・糖尿病などの生活習慣病管理に対応しています。当日の血液検査で結果を確認しながら治療方針を相談できます。

参考資料

  • 日本動脈硬化学会『動脈硬化性疾患予防ガイドライン2022年版』
  • 厚生労働省「e-ヘルスネット 脂質異常症」
  • 国立循環器病研究センター「脂質異常症と動脈硬化」
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