- 2026年3月18日
健康診断の結果を見て、「血圧が少し高めだけど、しばらく様子を見ていいかな」と思ったことはありませんか。

実は、この「症状がないから大丈夫」という判断が、高血圧をめぐる最大の落とし穴です。
高血圧は自覚症状がほとんどないまま進行し、ある日突然、脳卒中や心筋梗塞として表れることがあります。品川で働く・暮らすビジネスパーソンの方に、今日知っておいてほしいことをお伝えします。
そもそも「血圧が高い」とはどういう状態か
血圧とは、心臓が血液を全身に送り出すときに血管にかかる圧力のことです。
日本高血圧学会「高血圧治療ガイドライン2025」では、家庭血圧の基準を以下のように定めています。
| 分類 | 収縮期血圧(上) | 拡張期血圧(下) |
|---|---|---|
| 正常血圧 | 115未満 | 75未満 |
| 高血圧 | 135以上 | 85以上 |
| 治療目標 | 125未満 | 75未満 |
なぜ症状がないのに危険なのか|サイレントキラーとしての高血圧
高血圧が「サイレントキラー(沈黙の殺し屋)」と呼ばれる理由はシンプルです。血管はゆっくりと傷んでいくため、自覚症状がほとんど現れないからです。
血圧が高い状態が続くと、血管の壁に慢性的な負荷がかかり、動脈硬化が進行します。その結果として起こりうる主な疾患は以下の通りです。
- 脳卒中(脳梗塞・脳出血)
- 心筋梗塞・心不全
- 慢性腎臓病・腎不全
国立循環器病研究センターの研究によれば、日本における脳卒中・心疾患の最大の危険因子は高血圧であり、適切な血圧管理によってこれらのリスクを大幅に低減できることが示されています。
特にビジネスパーソンには注意が必要です。慢性的なストレス、外食による塩分過多、運動不足、睡眠不足——これらはいずれも血圧を上昇させる要因として知られており、オフィスワーカーが複数を同時に抱えているケースは珍しくありません。
健康診断の数値、どこから「要受診」なのか
健診結果に「要観察」「要精密検査」と書かれていても、その違いがわかりにくいと感じる方は多いです。
健康診断で要観察の記載があった場合は、何もせずに様子を見るということが無いようにしましょう。自分でできる取り組み、塩分制限・運動などを行う必要がありますが、どうしたら良いかわからない場合や、生活習慣を改善しても家庭血圧に変化が見られないん場合、要精密検査などの受診勧告の記載が一度でもあった場合は必ず内科を受診しましょう。
「健診で1回引っかかった程度」「どうせ毎年、書かれているから、今年も放って置いても大丈夫だろう」などと軽視せず、自己の生活を見直し、場合によっては受診することも検討しましょう。
内科を受診するとどんなことをするのか
「受診したら即、薬を出されるのでは」と不安に思う方もいますが、実際の流れはもう少し丁寧です。
初診では主に以下を行います。
- 問診:生活習慣・家族歴・現在の症状の確認
- 血圧測定:診察室での血圧測定(家庭血圧を持参された方は割愛することがあります。)
- 血液や尿検査:肝機能・腎機能・電解質・などを確認。稀に原因疾患が隠れている「二次性高血圧」を除外するためにも重要
- 生活習慣指導:減塩・運動・禁煙・節酒など
薬物治療は、生活習慣の改善だけでは不十分になる可能性が高い方、生活習慣の改善による効果が現れるのが時間がかかりそうな方やリスクが高い方に検討されます。「薬を飲み始めたら一生飲み続けるの?」という心配もよく聞かれますが、生活習慣の改善によって血圧が正常化すれば、医師と相談のうえで減薬・休薬を検討できるケースもあります。まずは現状を把握するための受診が重要です。
フロントクリニックでは
東京品川フロントクリニックは品川駅港南口から徒歩30秒にあり、予約制で待ち時間を最小限に抑えています。健診後のフォローから継続的な血圧管理まで、忙しい品川区、港区、品川駅のビジネスパーソンの方が仕事の合間に通いやすい環境を整えています。
「健診で引っかかったけれど、どこに行けばいいかわからない」「薬を飲むべきかどうか相談したい」——そんな方は、まずお気軽にご相談ください。
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よくある質問
Q:高血圧は内科と循環器科、どちらに行くべきですか?
A:まずは内科で問題ありません。初期の評価や生活習慣指導、薬の調整は内科で対応できます。心臓への影響が疑われる場合など、必要に応じて循環器科への紹介も行います。
Q:血圧が高いと言われましたが、できれば薬は飲みたくありません。相談できますか?
A:もちろんです。薬物療法はあくまで選択肢のひとつです。まず生活習慣の改善を試みたうえで経過を見ることも、状態によっては可能です。数値や全身リスクを確認しながら、一緒に方針を考えます。
Q:品川で高血圧を診てくれる内科はどこですか?
A:東京品川フロントクリニックでは高血圧を含む生活習慣病の診療を行っています。また、健診結果をお持ちいただければ、その場で詳しくご説明できます。品川駅から徒歩30秒のイーストワンタワー3階で、予約制のため待ち時間も最小限です。品川駅周辺・品川区・港区のビジネスパーソンにお勧めです。
参考資料
- 日本高血圧学会『高血圧治療ガイドライン2025(JSH2025)』
- 国立循環器病研究センター「循環器病の予防と危険因子」
- 厚生労働省「令和元年 国民健康・栄養調査報告」

大谷 真理子(おおたに まりこ)
医療法人社団南州会 東京品川フロントクリニック院長 / 医学博士
【保有資格】
医学博士
日本内科学会認定内科医
日本呼吸器学会 呼吸器専門医
日本呼吸器内視鏡学会 気管支鏡専門医
井上 哲兵(いのうえ てっぺい)医師
医療法人社団南州会 フロントクリニックグループ 理事長 / 医学博士
2019年4月に医療法人社団南州会 理事長に就任。
同年8月に三浦メディカルクリニックを開院し、以降も以下のクリニックを展開。
医療法人社団南州会 フロントクリニックグループ(1980年創業)
横浜フロントクリニック(2024年5月開院)
東京品川フロントクリニック(2026年1月開院)
目黒区分院(2026年10月開院予定)
新宿区分院(2027年12月開院予定)
【保有資格・所属学会】
緩和ケア研修会修了医
医学博士
日本内科学会認定内科医
日本呼吸器学会 呼吸器専門医
日本呼吸器内視鏡学会 気管支鏡専門医
日本医師会認定産業医
厚生労働省認定 臨床研修指導医